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三幸　マネジメント会社を設立

2002.03.18 17:24

　大手ビルメンテナンス会社の三幸（新宿区）は、不動産の流動化に伴う不動産マネジメントの重要性の増大に応じるために、新会社「アセットビジョン」を設立した。
　これは、ビルメンテナンス会社である三幸がそのままプロパティマネジメント部門を設けてこれらの業務に応じると、「マネジメント」と「作業」という利害の相反するものを取り込むことになり「利害相友」「自己矛盾」に陥ることを懸念したうえでの決定である。マネジメント会社として脱皮出来ないのみならずコストだけ高い作業会社になり競争力を失うリスクを回避するため、三幸自体はビルメンテナンスに特化し、新たな会社を設立することとなった。
　アセットビジョンでは、コンサルティングから資産管理、経営アドバイスなど、多くの情報を提供することで不動産価値を創造し、また高めるための提案を行ってゆく。
　「マネジメント」と「作業」という相反する利害を分離する新たなビジネスモデルの構築といえる。