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<新技術紹介>サイエンス 瞬間給湯能力が70℃のヒートポンプ開発・販売
2002.04.01 17:15
サイエンス(さいたま市)が、70℃の瞬間給湯が可能なヒートポンプを開発し、販売している。
従来のヒートポンプの給湯能力はおよそ55℃前後のものが多く、最高70℃の瞬間給湯は同社が実現した。冷暖房、床暖房風呂加湿の熱源にも利用できる。
給湯に関しては冷房利用時、その排熱を利用するのでコストは0円になり、省エネルギーを実現している。
また独自の冷媒回路により、従来比で消費電力が20%ダウンするにも関わらず、一方で冷房能力が40%アップ、給湯能力の20%アップを実現している。のみならず業務用蓄熱調整契約電力を始めとした安価な電力料金との組み合わせによりガス設備と比較して年間ランニングコストは2分の1、給湯ランニングコストは10分の1となり、経済的である。
ある老健施設でこのヒートポンプを導入したところ、設置の際の初期費用は役1・9年で回収することができ、設置後15年間で1億1600万円のライフサイクルコストの削減につながった。
また、電気を使用しているためNOx、CO2の排出はなく、、環境に対する配慮もある。
業務用では「空調・給湯タイプ」「給湯専用タイプ」「空調専用タイプ」の3種類が、5・10・20のそれぞれの馬力で用意されている。