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山武 住宅用空調にCO2センサを導入 室内空気中の濃度を一定範囲内にセーブ
2002.05.06 14:37
山武(渋谷区)は、住宅用セントラル空調システム「きくばり」に、個人住宅用システムでは初となる外気温度センサと二酸化炭素センサを導入した。
この「きくばり」は、ホテルなどと同等の快適室内環境を個人住宅にも提供できるように考えられた空調システムで、全国34都府県で販売実績がある。
従来の「きくばり」では、来客時やパーティなど、室内の換気量を増やしたい場合には、手動で設定を変える必要があった。その様な状況に対し、新製品では、二酸化炭素が800ppmを越えると、自動的に換気量を増やして新鮮な空気を取り入れる運転を行う様にしている。
ビル管理法によれば、室内の二酸化炭素の基準は1000ppm以下にすると定められているが、「きくばり」では、その基準値を下回る快適な室内環境を実現することが出来る。
また、外気温度センサを取り付けたことで、外気温度を室内操作器にデジタル表示することが出来る。
これらの取り組みは個人住宅用セントラル空調としては初の試み。価格は、取り付け方法などによって異なるが、両センサセットで11万円より。