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日本土地建物 「早い」「安い」「大量」が魅力の不動産鑑定 全国どこでも10営業日程度で調査完了
2002.06.10 16:03
日本土地建物(千代田区)は、4月より不動産ソリューションビジネス「VITAL REPORT」を展開している。
国土交通省が発表した「平成3年版土地白書」によれば、企業のうち33・3%が「保有不動産の見直しが必要・現在見直しを行っている。」と回答。また19・7%が「今後見直しの必要性を検討したい」と回答しており、企業にとって不動産をはじめとする資産の有効活用は大きな課題になっていることがうかがい知れる。
しかし、不動産の鑑定には数十万円という資金がかかることが多く、これまで気軽に利用しづらかったのが現状といえる。
それに対し、同社の「VITAL REPORT」は、ユーザーのニーズにあわせ、鑑定に準ずる調査書「Vital」から財産評価基準に基づく調査書「Light」まで5種類のメニューを用意している。価格は「Vital」が30万円から「Light」は3万円からと気軽に利用できるのが大きな特徴になっている。ただし、1棟のみの調査の場合は、安価なメニューについては利用できない。
みずほ銀行グループの1社である同社は、金融機関出身の社員が多く、不動産の鑑定力に関しては業界内でも定評がある。今回のビジネスは、同社の40名近い不動産鑑定士が担当し「大量・安価・迅速」な調査を目指す。