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★新商品案内 ベネックス 工法の統一化可能な継手
2002.07.01 17:38
継手メーカーであるベネックス(東京都大田区)は、旧ベンカンから継手事業の譲渡を受けて最初となる新製品「BKジョイント」の販売を6月1日から開始した。
これまで一般配管用ステンレス銅管の接合に用いられてきた「メカニカルジョイント」は工法が各社オリジナルであったため、施工する側・施工を管理する側からも統一化が望まれていた。
今回、同社が発売する「BKジョイント」は、大型建築物件を中心に認知されてきた拡管式継手工法を導入した「工法の規格化」を目的とした製品である。接続するパイプ管端に専用工具で凸形状の拡管部を設け、継手本体とパイプ側の袋ナットを締め付ける工法である。
そして規格製品であるが、以下の点がBKジョイントには備わっている。①袋ナットの共廻りの防止機能②袋ナットの締め忘れを目視で確認できる③パイプの拡管不具合になる施工不良の未然に発見できる。④シール材は、ブチルゴム製で、脱落しにくい内部装置構造としている。
同社では、「従来のステンレス製溶接継手」住宅給水・給湯向「モルコジョイント」建築物件向オリジナル工法「ダブルプレス」に今回の建築物件向規格化工法「BKジョイント」が加わることで、あらゆるステンレス配管ニーズに対応できる体制になったとしており、各種用途の建物へ積極的に提案してゆく予定だ。