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能美防災 リニューアル向け防災システム発売

2002.07.15 16:03

 能美防災(東京都千代田区)では国内初の自動試験機能を装備したP型自動火災報知システムを開発、7月10日より販売すると発表した。
 主な特徴としては、自動試験機能付感知器が感知器自体の状態を常に自己判断していて、異常を検出した際は受信機に異常を通信する。又、「自動火災試験」、「予備電源試験」を一週間に一回自動で記録する。
 また地区ベル配線の断線や短絡の常時監視、感知器取り外し検出機能により自動試験機能付感知器が取り外されると受信機へ異常信号を送る等のシステムの信頼性向上が挙げられる。
 こうした自動試験機能を持つことにより、定期点検時に自動試験機能付感知器の加熱など消防法で定められた定期点検が一部免除されるのでランニングコストの低減化、安全上点検しづらい場所への設置にも向いている。さらに、今まで自動試験機能付システムにリニューアルする場合、R型自動火災報知システムにする必要があったがP型電話配線をそのまま使用できる為イニシャルコストの削減にもつながる。
 同社では、この商品で年間、15億円の売上げを見込んでいる。




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