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綜合ユニコム スキーム学ぶセミナー 10月8・9日の2日間 銀座ラフィナートにて

2002.08.05 11:30

 綜合ユニコム(東京都中央区)は、将来完成するビルを対象に証券化する「開発資金調達型」のスキーム組成研究セミナーを10月8・9日の2日間、銀座ラフィナートにおいて開催する。
 現在オフバランス効果を求めた「不動産流動化型」の証券化が活発化するなか、開発段階から流動化スキームを用いて資金を調達する「事業資金調達型」の証券化に注目が集まってきている。
 この背景には長引く景気低迷下にあって不動産開発の事業資金が間接金融では調達できず、開発が滞っている現実がある。このような状況下において開発資金の新たな調達手法の切り札として将来完成するビルを開発段階で証券化する「開発型不動産証券化」が目立ってきている。
 本セミナーでは、このような開発段階におけるファイナンススキームの組成手法ならびにそのリスクヘッジを整理し、先駆的な事例を通して開発型不動産証券化のストラクチャーを学ぶものだ。
 初日は「開発型ノンリユースローンの仕組みと融資の条件」と題して、開発型ノンリコースローンの基本的スキーム、対象不動産の要件と事業性の評価などをみずほコーポレート銀行不動産ファイナンス営業部部長深堀哲也氏がレクチャーする。他2講演。
 2日目<第二部>は、「開発型証券化のストラクチャーとその課題」と題して、開発型不動産証券化におけるリスク分析とそのヘッジ手法などのレクチャーを日本格付研究所三國仁司が行う。他2講演。
 参加費は1日のみの参加の場合は3万9900円、2日間の参加の場合、7万5600円。問い合わせは03-3563-0025まで。




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