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野原産業 エレベータ扉遮煙装置 改正建築基準法に適合 リニューアルにも最適

2002.08.05 11:30

 今年の5月31日に建築基準法第38条が改正され、従来までは認められていたエレベータ扉の遮煙性能が失効した。今後竣工するビルには何らかの措置が必要であり、フィルムによる遮煙はその有効な手段として注目されてきた。このような状況で、野原産業(東京都新宿区)が販売しているエレベーターシャフトを遮煙するシステム「スモークガード」が独立行政法人建築研究所にて高温による遮煙性能試験を行い、財団法人建材試験センターの評価を得た日本で初めてとなる複合型防火設備として、国土交通大臣の認定を取得した。
 スモークガードは火災時における死亡原因の6割を占める一酸化炭素を含む有害な煙を耐熱ゴム磁石の密着力で遮煙する。また、454℃の熱にも耐えられ危険階の判断も容易な透明性がある高機能耐熱遮煙フィルムを採用している。
 設置は非常に簡単で、新築・リニューアル時にも容易に設置可能である遮煙性能があるエレベーター扉との組み合わせることにより、複合型防火設備として区画を構成可能である。




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