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昌平不動産総合研究所 PM業務報告書作成の手引き発売

2002.09.23 15:28

 プロパティマネジメントという言葉が日本の不動産市場に入ってきてから久しいが、PMが求めるきめ細かい業務報告を正しく把握している業者は少数だといえる。昌平総研がPM業務報告書作成の手引きを発売する。

 10月1日より昌平不動産総合研究所が発売を開始する「プロパティマネジメント業務報告書作成の手引き」は実際に米国で使用されている報告書を参考に日本の建物経営・管理事情を加味して、日米両国のPM事情に詳しい不動産コンサルティング会社「エムズ」代表取締役鼠屋正敏氏の監修の下に製作された。
 PM業務では、日々刻々と変化する建物の経営や管理について、オーナーへのきめの細かい報告をすることが非常に重要な業務となるが、現状では、各マネジメント会社によって様式が異なり、どこまでの業務を書類化しオーナーに報告するかの判断が難しかった。
 そこで同書では、PM業務に必要な報告書をある程度定型化することを目的として各テーマ別に①年度計画書②月次報告書③年度報告書に大きく分類し、それぞれの作成要領と目的別に必要な項目・書類を最大限集約し、読者は必要に応じて自社の方式に取り入れることができる。
 各書類には記入方法や記入すべきデータなどがこと細かに解説されており、書類内に登場する用語の解説集が付加されるなど1から順を追っていけばPMに関する細かい知識が無くとも書類を完成させる事ができるのでこれからPM業務を開始する企業にも最適。
 報告書を作成しながらPMのノウハウが学べるうえ、巻末には解説集の中に登場した書類のサンプル集も付くので、現役のプロパティマネジャーが自社の報告書を見直す場合や、PMの求める標準的な報告基準を確認するにも重宝する。
 なお、販売価格は2000円(税込)となっており、購入方法は同社に直接申し込む。問い合わせ先は03-3818-7291まで。




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