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ラック 世界初の視野角180度の監視カメラ
2002.10.07 17:25
ラックでは、新形態の監視カメラを用いた監視システム「Netcam」の販売を開始した。
同システムは魚眼レンズとネットワークカメラから構成される「Netcamカメラ」で取得した連続阪急画像を「iPIXテクノロジー」(魚眼レンズを利用して撮影した視野角180度の半球画像を補正し、ゆがみの無い通常の画像を生成するソフトウェア技術)を利用して歪みのない画像で表示する世界初のシステム。
従来のシステムでは、広範囲を監視する場合、複数台のカメラを設置するか制御台が必要で、撮影した画像も回転時にブレるなどの問題があったが、同システムでは固定カメラアングルで複数の視野移動を同時にこなす。
制御台が不要なうえカメラ設置台数も少なくすむので、設備投資、運用コストを低く抑えることが可能。既存設備に魚眼レンズ・ビューア等のみを取り付けての使用にも対応する。
画像はWEBサーバーにJPEGで連続的にアップロードされ、クライアントはWebブラウザーが動作するコンピュータだけあれば、複数の映像を同時に表示可能な監視システムを構築する事ができる。また、画面上に動きがあったときだけ撮影するモーションディテクションやタイムラプス・スキップ機能も標準装備される。
Netcamカメラの商品構成は、スウェーデンアキシス社のネットワークカメラと魚眼レンズ・ビューア・ライセンスのセットに分かれており、いずれもオープンプライスになっている。