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東急建設「ICガーディング」リニューアル向けに首都圏中心で販売開始
2003.01.27 11:27
東急建設は、ドアロック及び施設の入退室管理システム「ICガーディング」の販売を開始した。
同システムは、非接触型のカードリーダーを採用したドアロックシステムである。システムの基本となる部分には電波や電磁波を使ってデータの読み書きを行う電子デバイスを採用しており、カードやアンテナなどの解錠具を直に接解させることなく情報交換が可能となる。
カードリーダーより磁界(5〜10㎝程度)がでており、ICコイルを埋め込んだ電子キーを近づけることにより周体情報を認識するため、子供や高齢者、体が不自由な人でも簡単に操作が可能だ。
鍵の携帯はシリンダー錠、マグネット錠、ボルト錠の3タイプがある。既存の建物への取り付けはマグネット錠かボルト錠になるが、これらはドアに鍵穴を必要とせずピッキング防止にもなる。
同商品は、昨年11月から都内及び東急線沿線において既存建物を対象に試験販売を行い2ヶ月間で8件(約2000万円)の販売実績を持っている。同社は本年度(1〜12月)、マンションや施設関連で新築・既存を合わせ50件、1億円の売り上げを目標にしている。