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汐留シティセンターが竣工 4月10日のオープンを予定
2003.02.03 10:58
三井不動産らによる大型オフィスビル汐留シティセンターが竣工された。A街区にあたる電通ビルが去年11月にオープンしたが、今回はB街区にあたる。A街区からI街区までのエリアからなる31ヘクタールの都市創造という大プロジェクトがいよいよ本格化してきた。
三井不動産とアルダニー・インベストメンツ・ピーティーイー・リミテッドの共同事業であった汐留シティセンターが平成15年1月23日竣工された。土地の入札から、開発、テナント営業、管理、運営に至るまでの不動産に関する総合的なマネジメント業務を三井不動産が中心となって行ってきた事業である。
同ビルは、地上43階・地下4階、高さ約215m。米国のケビン・ローシュ氏が設計を手掛けた。
地上4階から40階までは、1フロア約850坪のオフィスフロアになっている。テナントには富士通、全日本空輸、及び三井化学・住友化学工業の結合会社が本社として入居することが決定している。
商業施設は同ビルのうち、地上2階から地上3階までと41階・42階の約3800坪。レストラン、物販、サービス店舗など60店舗より構成される。地上200mの高層階のレストランには、米国ウエストコーストのBar&Grill、シンガポールを代表するチャイニーズレストランが初登場し、またイタリアが世界に誇る店「リストランテ・ガンベロ・ロッソ」でシェフの右腕を務めた土井昇用が料理をつくりあげるWine&Diningもオープンする。
1階では様々な専門店を小道に並べる。その他には、日本初進出のインド料理店やスープバー、東京初進出のイタリア料理店(神戸)、ベトナムフレンチ(神戸)、アメリカントリュービュッフェ(横浜)などが入り、独自性を打ち出してゆくという。
今後、オフィスフロアには、逐次テナントが入居していく予定であり、商業施設は4月10日のグランドオープンを予定している。