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マイスターエンジニアリング 熟練技術者による低価格管理を提供 総合ビル管理業を開始

2003.02.17 17:14

 機械設備のメンテナンス事業を手掛けるマイスターエンジニアリング取締役社長平野茂夫氏は、本紙の取材に対して、これまでの主な業務としていた機械設備メンテナンスに加え、来年度からクリーニングから警備等を総合的に請負う、総合ビル管理業務に本格的に参入することを明かした。
 同社は、60歳以上の技術者を採用しているマイスター60を子会社として抱える等ユニークな経営手法で知られているが、今回の総合ビル管理参入に関しても、高度な技術を持つ60歳以上の技術者による低価格な設備メンテナンスを柱として、高品質なサービスを提供していくという。
 平野氏は「2003年問題等の影響により、多くのビルで管理費用の見直しが必要である。また、今後高齢化社会を迎えることになるが、働く意志を持つ熟練技術者は数多い、この両者のニーズをマッチさせるという当社のコンセプトはこれからの時代に即したものだと言える」と語った。
 同社では現在、総合ビル管理サービスを提供するに当たって24時間対応化を進めており、これらの体制が整い次第、先ずは首都圏からのサービス開始を予定している。




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