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森トラスト総合リート投資法人 2月13日東証に上場 公募価格1口73万円 現在全7棟を運用

2004.02.23 17:20

 森トラスト総合リート投資法人(東京都港区)は13日、東京証券取引所の不動産投資信託市場(J-REIT)に上場した。
 同投資法人は、森トラスト、パルコ、損害保険ジャパン、三井住友銀行、UFJ銀行、みずほコーポレート銀行の6社が出資する運用会社「森トラスト・アセットマネジメント」(東京都港区)により、昨年10月2日に設立された。出資比率は森トラストが65%、パルコと損害保険ジャパンが10%、ほか3社が各5%となっている。
 発行投資口数は10万8640口(オーバーアセットメントによる売出上限3360口)、公募価格は1口につき73万円。上場初日の初値は公募価格を上回る75万3000円で、その後高値で75万7000円を記録し、終値は75万2000円となった。
現在のポートフォリオは「日立本社ビル」、「日産自動車本社ビル新館」、「三田MTビル」「丸紅大阪本社ビル」「新横浜TECHビル」の5棟のオフィスビルのほか、「イトーヨーカドー湘南台店」など商業施設2棟で、これら全7棟の取得総額は1072億円となっている。昨年12月1日時点での全施設を平均した稼働率は100%となっており、高い利回りを実現している。




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