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日立ビルシステム 新自動点検システムサービスがスタート
2003.04.21 14:10
日立ビルシステム(千代田区)は、昨年11月に発売したエレベーターのリモートメンテナンスシステム「スーパーヘリオスメンテナンス」において、更に細密な診断に加えて点検時でもエレベーター利用者の利便性を最優先に考えた自動点検を行う新システム「ヘリオス点検」の稼働を開始した。特徴としては、まず点検中には各階乗り場の階床表示機(デジタル)に「テンケンチュウ」を表示する他、エレベーター内の利用者には音声で点検中であることを通知する。また、点検中にエレベーターに乗ろうとする利用者があった場合には点検を中断し、利用者が降りた後に点検を再開する機能を有している。更にブレーキ、安全装置の診断については、従来は一定周期でメンテナンスエンジニアが行っていたが「ヘリオス点検」ではその都度自動で診断が行われる。
こうした機能に加え、業界に先駆けて2000年10月より提供している「遠隔閉じ込め救出」等のサービスにより、エレベーター利用者やビルのオーナー・管理者に更なる信頼性・利便性を提供してゆくことが可能になるという。