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ヘンケルジャパン 接着剤のノンホルムアルデヒド化推進 商品の改正建築基準法対応を開始ペットボトル再生デスクを開発

2003.07.14 17:18

 ドイツに本社を置くヨーロッパトップクラスの化学メーカーヘンケルグループの日本法人ヘンケルジャパン(品川区)では、今月1日施行された改正建築基準法へ対応する為、日本接着剤工業会の自主基準に基づく認定製品の表示を開始した。
 今回の改正建築基準法ではシックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドの放散規制がおり込まれている。これを受けて建築内装用接着剤のホルムアルデヒドの放散速度による等級区分設定を表示することが義務化された。
 同社では、こうした事態に対し、内外装用接着剤の「メガパワーシリーズ」「ドフィックス・ホットメルトスティック」、発泡ウレタンの「シスタシリーズ」「ドフィックス・グリーンフォーム」において日本接着剤工業会室内空基汚染対策の為の自主管理規制第11条に基づくノンホルムアルデヒド製品の認定を取得した。また、今回認定を受けたヘンケル製品はホルムアルデヒドだけではなく、厚生労働省が室内濃度指針値を定めている14物質を含んでいない。
 ヘンケルグループでは、接着剤の分野においては、従来より環境・人体に影響を与える可能性のある溶剤ベースから水性形接着剤への切り替えを行って来た。今年3月に日本でも発売した「メガパワーシリーズ」は、溶剤を一切使用していないにもかかわらず、強力な接着力を持つことで高い評価を受けている。
 ヘンケルグループでは今後も環境・人体にやさしい一方で高機能な接着剤の新製品を日本市場において積極的に投入してゆく考えだ。

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