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東邦レオ タイル貼りに比べコストは約半分 「レオRCB外断熱工法」を新たに開発
2003.07.21 16:59
外断熱工法の開発・販売を行う東邦レオ(大阪市)は、鉄筋コンクリート造の個人住宅や集合住宅を対象に、工期短縮と優れた意匠性を実現した「レオRCB外断熱工法」を開発、17日より販売を開始した。
従来は、外断熱工法でタイル貼仕上げを行うと、多大なコストが掛かることがネックとなっていた。それに対し、同工法では無機質系の断熱材を躯体に打ち込むだけでタイル貼り下地が出来る。その為、補強金物を使用する必要が無く、工期の短縮が図れる他、タイル貼り工法に比べ約2分の1のコストの1平米あたり1万1000円からで導入が可能となる。
また、断熱材にタイルを直接貼ることが出来る為、意匠設計の幅も広がっており、個性的な建物を建築することが出来る。
更には、外断熱工法は結露防止、室内温度の安定による省エネルギー効果と、建物に与えるメリットも大きいことから、今後のニーズ拡大が見込めるとして、同店では初年度2万平米、3年後10万平米の販売を目指してゆく。