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ツカサ都心開発 8月にインキュベーションオフィスを開設 今後「ツカサのSOHO」ブランドで展開
2003.07.28 16:22
都内でレンタルオフィス「ワンワンオフィス」を12物件、1500室展開しているツカサ都心開発(品川区)は8月1日に高付加価値インキュベーションオフィス「A1兜町」を中央区日本橋兜町にオープンする。
延床面積は1908・91㎡の鉄骨造10階建、全200室となっている。
同オフィスはただ空間を貸すだけのレンタルオフィス事業ではなく、空間機能、情報、設備、サービスをパッケージ化し、企業化のあらゆるニーズに応えられるようになっている。24時間対応で、月単位はもちろん、週単位、時間単位での利用が可能。また、秘書代行サービスのアタックス(千代田区)をテナントとして迎え、利用者が必要なサービスを提供していく。
「利用者にアンケートを取るなどして顧客の声を反映させたサービスを随時取り込んでいきます」(川又三智彦社長)
今後はオフィス街を中心に「ツカサのSOHO」ブランドで5000室を展開していきたい考え。9月1日には日本橋堀留町に2棟目を竣工予定だ。
これに伴い、広くビル用地を募集していく。同社が20年以上の一括借り上げを行うため、物件に対するオーナーのリスクはない。