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工藤建設 赤外線カメラで建物を撮影 劣化診断システムを展開 漏水や外壁剥離をいち早く発見
2003.09.15 15:57
工藤建設(横浜市)では、「赤外線住宅科学診断システム」を展開している。
これは、0・8℃の単位で温度差を感知出来る赤外線カメラを用いて建物を撮影し、目視では発見出来ない外壁の剥離や漏水を発見するもの。
例えば漏水の場合、水の温度は建物躯体よりも低い為に赤外線カメラを用いると緑や青など他の部位に比べ低い温度を示す色で映るという。逆に外壁剥離や防水シートの浮きの場合には、そのすき間に入った空気の保温効果がある為、カメラででは周囲より温度の高い赤っぽい色に映ることになる。
調査については、木造・RCなどの様な構造の建築物でも対応可能。また橋梁やトンネル等のコンクリート老朽化診断も調査できるという。