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フジテック 除菌イオン発生装置をエレベーターに搭載 空気中のカビやウィルスを不活化
2003.10.13 11:13
フジテック(大阪府茨木市)は、除菌イオン発生装置を組み込んだエレベーター換気装置を開発した。今年12月、同社標準型エレベ2ーター「エシードe」の住宅用機種に搭載するのを皮切りに、順次適用拡大してゆく予定だ。
この装置はシャープとの共同開発によるもので、エレベーターかごの上部に設置されている換気装置に除菌イオン発生装置を組み込み、換気口を通してイオンをエレベーター内に送り込む構造。除菌イオンは、空気中に浮遊するカビ菌やウィルスを不活化するのに加え、ダニの死骸や糞(浮遊アレルゲン)の作用を抑えることが出来、エレベーター内の空気を浄化する他、臭いを抑える効果も有する。
また、空気清浄機のようにフィルター交換をしたり、消臭剤や芳香剤を補充したりするといった手間も不要になる。
フジテックでは、この装置をエレベーターに標準装備することで、販売の一層の拡大を図る計画で、初年度5000台の販売を見込んでいる。