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エヌアールイーハピネス 従来に比べ3割コストカットテナントの個別要求にも対応 3社共同で中大型建物向け空調システム販売

2003.11.10 16:41

 ホテルニューオータニの環境事業戦略会社である、エヌアールイーハピネス(東京都千代田区以下NRE)は、東芝キヤリア、山武ビルシステムカンパニーと共同で中大型建物向空調システムAEMS(エアコンディショニングエネルギーマネジメントシステム=エイムス)を開発し来年4月より発売する。
 同システムは店舗ビル、オフィスビルなど集中熱源方式の設備の少容量化・省エネが図れるというもの。各在室者からの冷房・暖房の異なる空調要求に同時に対応可能だ。従来のシステムに比べ、イニシャル・ランニングの両コストで3割の空調用エネルギーの削減効果が見込めるという。約5000㎡以上のビルから効果が発揮される。
 このシステムは、居室に設置する新空調ユニットの「ハピネス101」、「ハピネス102」と、空調システム全体の管理・制御を実施する全体空調エネルギー制御装置(ハピネスアドバンストコントローラHAC)を中心として構成される。
 これにより空調の個別要求対応と低環境負荷を両立し、より快適な空調を実現する。来年4月に販売を開始する「ハピネス101」の価格は48万円。今後3社は協力して販売を展開し、2006年に20億円の売上を目指す。

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