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東急コミュニティー 技術研究発表全国大会開催 3件の特許取得実績有り当日の会場は満員となる
2003.11.17 16:56
東急コミュニティーが11月12日、東京都目黒区にて第13回技術研究発表全国大会を行った。
「提案しよう!省エネルギー・省コスト」をテーマにビル、マンションの運営上で改善しうる設備、管理、セキュリティー、防災対策など全14課題の研究発表が行われた。同大会では過去に、研究発表から3件の特許取得が果たされている実績を持つなど知名度は高く、当日の会場内は満員となった。
今回注目された発表の1つに「給水間を洗って欲しい/水道フレッシュ洗浄」がある。発表内容は給水管内面に付着したスライム・ヌメリ等の有機成分を分散洗浄することで飲料水を衛生的にし、腐食原因の除去を目的にした洗浄を商品化したもの。共用部はオゾン水、専有部は電解酸性水とクエン酸によって洗浄を行うもので、葛飾区金町浄水所で採用されている。
同社は大会の最後に「マンションの建替事業に対する当社の取り組み」と題した特別発表を行った。
その中で、区分所有法の改正により建替決議の要件緩和などの法整備がなされ、建替円滑化法の改正により立替事業の需要は拡大される見込みのため、今後とも同事業に力を入れて行くと発表した。