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三菱地所 新丸ビルの建て替え計画の内容決定 総事業費約900億円2007年竣工予定

2003.12.15 16:53

 三菱地所(東京都千代田区)ではこの程、昨年6月に決定した「新丸ノ内ビルヂング」の建て替え計画の内容が決定したと発表した。
 事務所、店舗、駐車場が主要な用途。国際ビジネスセンターに相応しい業務機能のみならず、多様な機能を導入、集積し、先行する丸ビル、丸の内1丁目1街区との連続性・回遊性を形成するという。
 敷地面積は約1万㎡、延床面積19万5000㎡。地下4階、地上38階、塔屋1階で地下はSRC造、地上はS造となる。総事業費は約900億円で2007年に竣工の予定だ。総合設計制度及び平成14年6月に告示された大手町・丸の内・有楽町地区の特例容積率適用区域制度を利用して開発する。
 同社は1998年4月に丸の内再構築に積極的に取り組んでいくことを表明しており、これまでに6棟のビルの建て替えを発表している。「丸の内ビルディング(丸ビル)」は昨年9月に竣工、今年2月には日本工業倶楽部会館・三菱信託銀行本店ビルも竣工した。
 他にも現在(仮称)丸の内1丁目1街区開発計画、東京ビル建替計画、日比谷パークビル建替計画、新丸ビル建替計画を進めている。




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