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九段北プロジェクト 九段下駅に隣接の好立地 地上26階の住居複合物件 資金調達にノンリコースローン導入

2004.02.16 17:28

 三菱地所と東急不動産が共同でマネジメント業務を行う「(仮称)九段北プロジェクト」の建設工事が着手された。
 建設場所は、九段下駅に隣接する交通利便性を有し、北の丸公園・牛ヶ淵のお壕に至近の好立地となっており、地上26階地下2階延床面積約5万8900㎡のオフィス・住居複合物件となっている。
 同計画地は、平成14年7月に整理回収機構が不良債権担保不動産として処分した旧あおぞら銀行本店土地建物を信託受益件化し、三菱地所、東急不動産、ドイツ銀行グループ会社をエクイティ投資家とするSPCが取得したもの。
 昨年12月にオフィス、店舗、賃貸住宅からなる複合ビルの計画が東京都の許可を取得し、着工する運びとなった。
 また同計画は、市街地住宅綜合設計制度を利用することにより、容積割増を受けるほか、建設資金の調達にはノンリコーズローンが導入されて、省資金・リスク限定のスキームとなる。
 工事期間は平成16年2月〜2006年2月末を予定している。




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