週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

大林組 容積率を最大限生かしながら快適性は損なわない構造実現 機能床・天井システムを開発

2004.03.08 16:53

 大林組(東京都港区)が高機能床・天井システム「OHFS(オーフス)」を開発、実用化した。
 同システムは建物強度や設備機能を保持しながら、天井裏のスペースを狭くし、1フロア当たりの高さを低くし、高さ制限のある地域でも建物の階数を増やすことができる。
 つまり一般的な事務所ビルでは従来の工法で施工した建物の階高と比較し、約40cm低い階高で建設が可能になるため、例えば高さ規制があり、通常なら地上12〜13階で計画するところ、14〜15階にすることもでき、階数を増やさず快適な空間を確保することもできる。
 またシステム全体で2時間耐火構造床としての大臣認定を取得しており、火災に対する安全性が確保されているほか、天井埋込み式のエアコンや床下IT配線、吹き出し空調などの機器も設置することが可能となっており機能性も確保されている。




週刊不動産経営編集部  YouTube