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松下電工 カードリーダー式入退室管理システムを販売 最大120ヶ所まで設置可能

2004.03.08 16:49

 松下電工(大阪府門真市)が3月1日より、カード式入退室管理システム「デイリーキーパーPRO」の販売を開始した。
 同社が平成13年12月に販売した「デイリーキーパー」では建物や室内への出入りには鍵が使用されていたが、同システムでは非接触式/磁気式のカードリーダー方式となる。
 共用部連動ユニットを接続することで、入退室や警戒セット・解除に応じて、照明器具や空調のOFF、エレベーターの不停止との連動も可能になる。
 またコントローラ1台で最大30ヶ所、パソコンの接続で最大120ヶ所まで出入りが可能。カード登録枚数は4万枚まで、カード操作履歴は10万件まで対応可能である。
 これらの機能により、オフィスビル、テナントビル、病院、研究室などの入退室管理に幅広く使用でき、鍵の保管や受け渡しも無人化できるため、管理業務の軽減にもつながる。価格はシステム構成により異なり、27万2000円からとなっている。
 ちなみに出入り口1カ所、入室のみで非接触カードリーダー使用の場合の参考システム標準価格は、33万2000円(内訳は非接触カードリーダーが19万円、データ設定器が9万5000円、電源装置が4万7000円)となっている。




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