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清水建設 PHS利用した省エネシステム開発

2004.03.22 16:14

 清水建設(東京都港区)が「PHSを利用した省エネ型ビル制御システム」を開発・実用化した。
 同システムは、清水建設が開発した事業所用PHSの電話交換機が持つ端末位置情報の検知精度を飛躍的に向上させる技術と、端末位置情報をエリア別の在籍人数情報としてビル管理システムに連動させる技術を組み合わせ、最適な外気の取り入れや、空調・証明を全自動で行うもの。
 実際の在籍人数に応じた最適な設備制御により、省エネが実現され、また抽出したPHS端末の位置情報をパソコン上の建物平面図に表示。その状況や傾向などを解析できるため、ファシリティーマネジメント分野にも活用できる。
 同社は今後、同システムをオフィスビル、研究施設などに提案していくという。




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