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日本防犯設備協会 BSSマーク制度を来年創設
2004.04.12 16:11
日本防犯設備協会(東京都港区)は建物全体の防犯性能評価・認定を行う「BSS(best security system)マーク制度」の来年度創設に向けて取組んでいる。
同制度はビル、商業施設などの建築物に対して、同協会が資格認定・養成を行っている総合防犯設備士や一級建築士とともに防犯診断を行い、認定基準を満たした場合にBSSマークを交付するもの。
評価は建物自体の構造や防犯設備の他、隣接地の状況、また通りに防犯カメラが設置してあるかなどの周辺環境も含めて行われる予定だ。
現在、同協会では評価基準の作成を推し進めているが、犯罪の質・社会情勢・環境の変化などに対応した評価になりえるかが鍵となっている。
「例えば、ビルの隣に木が生えている場合など周辺環境が変わることがあるので、BSSマークの交付は定期的な検査にもとづくものになるかもしれません。BSSマークがテナント誘致や街の活性化につながることを期待しています」(日本防犯設備協会 専務理事 鈴木邦芳氏)