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大林組 土壌浄化の新技術を開発
2004.05.17 17:14
大林組(東京都品川区)とトヨタ自動車(愛知県豊田市)は、共同でバイオ技術を活用した土壌浄化技術の開発に成功した。
今回開発した技術は、汚染された土壌に、高性能なTCE(トリクロロエチレン)分解微生物と微生物の活動環境を改善する土壌改良資材を混合して浄化するもの。
従来技術では、1週間〜4週間程度かかっていた浄化期間を24時間程度に短縮した上、微生物を添加しておくだけで浄化できるため、浄化コストも3割程度軽減可能となった。
また同技術のTCE汚染土壌への適用については、4月9日、経済産業省より、汚染場所を特定せずに微生物を添加してTCE汚染土壌を浄化する技術として適合確認を受けた。