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日本ビルファンド投資法人 恵比寿CSビルディング取得稼働率100%価格は10億円
2004.05.24 16:42
日本ビルファンド投資法人(東京都中央区)は、5月14日、カルピスサービス(神奈川県相模原市)より恵比寿CSビルディングを10億円で取得した。
同物件は、JR線恵比寿駅徒歩3分に位置し、平成3年2月竣工、地上4階地下1階延床面積約2100㎡のオフィスビルで、整形の貸室、個別空調システム、と安定したオフィス需要が見込めるものとなっている。現在の入居テナント数は5社となっており、稼働率は100%。
カルピスサービスが所有し、三井不動産(東京都中央区)がマスターリースしていたが、マスターリース契約は解除されて、以後三井不動産がオフィスマネジメント業務を担当する。
今回のビル取得に際して用いられた手法は、カルピスサービスの売却の意向を三井不動産が仲介者として間に入り、同投資法人と相対で交渉を行ったもの。これは以前「須田町ヴェルデビル」取得の際にも用いられた手法である。今後も同様の事業機会を獲得することによって、長期安定的な資産運用を図っていくという。
なおビル取得にあたっての仲介者となった三井不動産の仲介手数料は3000万円となっている