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TOTO 10年間電池交換不要の洗浄装置 オートクリーンC発電タイプ新発売
2004.05.31 16:02
TOTO(福岡県北九州市)は6月1日から、公共のトイレに使用されている、バルブの開け閉めで一定の水を流す便器から、センサーで感知して洗浄する装置「オートクリーンC」に、水力発電の機能を搭載した「オートクリーンC発電タイプ」を販売する。希望小売価格は工事費別で13万7000円。3年後には月660台の販売を見込む。
同社では2000年より「オートクリーンC」の販売を開始しているが、ビルオーナーなどから「電池交換・電源工事に手間がかかる」との指摘があり、水力発電タイプを開発。同製品は使用する度に内臓の羽根車が回転し発電する仕組みで、1日13回以上、1日10時間以内の使用頻度であれば、蓄電された電力でまかなえるため10年間電池交換が不要で、また初期の電源工事もなしで済む。また使用時間により、大便・小便を判断し洗浄する機能を持ち、大幅な節水を実現している。