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清水建設　ビル屋上向けにビオトープを開発

2004.05.31 16:07

　清水建設（東京都港区）は、技術研究所内の５階建てビルの屋上と地上に、１０平方メートルの全く同じ形状と内容のユニット型ビオトープを２種類１組で設置して、比較実験を約２年半行ってきたが、その調査が終了した。
　屋上と地上という条件の違いがビオトープにどれ位の影響を与えるかといった調査・研究は、これまで行われておらず、今回の調査で収集した数値データの分析・解析結果から、都市域の屋上に設けた小規模のビオトープでも、地上と遜色ないビオトープの機能を発揮することを確認した。
　今回の比較調査により、屋上でもまた小規模でも、ビオトープを設置することで生物多様性を高めることが確認できたという。
　同社では、コスト試算や施工法などの標準化を進め、現在都市部で進められている屋上緑化において、「屋上用ユニット型ビオトープ」を提案していく予定。