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日立ビルシステム 「東部部品センター」を開設 部材の供給拠点をIT化
2004.07.05 13:38
日立ビルシステム(東京都千代田区)は、ビル設備の保全・リニューアルに欠かせない各種部品の供給をよりスピーディー、安定的に行うため、最新型の立体自動倉庫を導入するなど旧部品センターの機能を拡張整備し、このほど千葉県柏市に東部部品センターとして開設。6月30日から本格稼動を開始した。
今般開設したセンターは東京以北の部品供給において核になる施設で、約1万5000種の部品を常備する。併せて東京以西の核として拡張整備している西部部品センター(大阪府門真市・平成17年3月完成予定)との相互バックアップで万一の広域災害にも備える。
施設の特徴は、ITを駆使した設備機器予防保全システムとの連動。これは機器が故障する前に適切なメンテナンスを行うことで、機器の構成部品、型番などデータベース化された製品仕様カルテに稼働中登録され続ける運転データを照らし合わせ部品の寿命予測を行う。
部品センターの充実で、いつでも、どこでも、どんな部品でも早急に手配することが可能になり、ビル総合管理のクオリティの向上を目指す。