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日本土地建物 減損判定シミュレーションシステムを開発 会員制・無料のソリューションサービス
2004.07.12 11:58
日本土地建物(東京都千代田区)は、無料ASPサービスによる「減損判定シミュレーションシステム」を開発した。
企業経営においては不動産の整理・価格把握が不可欠となり、さらには会計基準のグローバルスタンダード化が進むなか一般事業会社にとっては所有と経営の分離が加速することが予想されている。
同社はこれまでも平成14年2月に開設したインターネットを活用した不動産ソリューションサイト「VITALSOLUTIONnet」にてWEBセミナー、不動産ニュースなどを掲載し好評を得ている。
今回開発されたシステムは企業向けのソリューションメニューであり「VITALSOLUTIONnet」へアクセスした後、「資産情報入力」「グループ情報入力」「減損認識結果」「資産時価入力」「減損判定結果」など各ステップに対応するフォームに必要な条件を入力することにより、減損の認識から判定までを簡便に判定することが可能となるもの。
バランスシート上に多くの不動産を抱える企業のほか、独立行政法人化の過程にある国公立大学や病院、巨額な資産を抱える公共セクターなどにより、減損会計に対するニーズが増加することが予想されるため、同社は今後もアウトソーサーとしての役割を担っていく方針である。