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三菱地所 ベンチャー育成で慶應大学と連携 支援者発掘するため各種セミナー等展開
2004.07.19 12:10
慶應義塾大学SFCIncubationVillage研究コンソーシアムと三菱地所(東京都千代田区)は大学発ベンチャーの育成支援について相互連携することで合意した。
これにより、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)にあるSFCIncubationVillage研究コンソーシアム(SIV)は、三菱地所が事務局をつとめるベンチャー・新規事業支援ネットワーク「丸の内フロンティア」に加入するとともに、丸ビル7階のインキュベーションクラブ「東京21cクラブ」のメンバーとなる。また、この提携を機に三菱地所もSIVの企業会員に加入する。
SIVは、「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスをベースとした大学発ベンチャーインキュベーションの成功モデルを作る」ことを目的として2002年4月に発足したコンソーシアム。SFC発ベンチャー企業のために、ビジネスモデルの調査、検討などを行う慶應義塾大学の研究組織として活動している。
今後の展開として、SIVはSFC発ベンチャー企業の支援者・パートナーを発掘するため各種セミナー等を「東京21cクラブ」内で展開し、「丸の内フロンティア」がコーディネートするビジネスマッチングを活用しながら大学発ベンチャー企業の事業化、成長に必要な各種資金・情報・人材等の資源確保を目指す。三菱地所は将来有望な技術や人的資源を持つベンチャー企業の誘致を図る。