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東レ 「トレスルー」を新宿区に納入 東京23区以外の自治体へも展開

2004.10.04 17:35

 東レ(東京都中央区)は東京23区の都市ゴミ溶融スラグを利用した透水性セラミックブロック「トレスルー」を新宿区に納入し、高田馬場の「やすらぎの散歩道」に敷設した。
 「トレスルー」は透水・保水・揚水機能に優れており、国土交通省が評価中のヒートアイランド現象対策を目的とした「環境舗装プロジェクト」にも選考されている。廃棄物を再利用して新商品に再生する「生産面での資源循環」と雨水の循環やヒートアイランド抑制にも効果を持つ「機能面での環境舗装」を兼ね備えた製品となっている。
 このほかの主な特徴は「白華や色あせがなく、汚れにくい」「雨天時の都市洪水を低減する効果がある」「騒音を低減する」など。
 これまでの溶媒スラブを利用した「トレスルー」の施行実績には「JH談合坂SA」「京都競馬場」「赤石海峡大橋公園」「JR三島駅南口」がある。
 今回の高田馬場での納入を機に、23区、またそれ以外の自治体へも展開を図り、ゴミの地域循環を推進していく。




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