週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日本ビルファンド投資法人 シーノ大宮ノースウィングを完全取得 取得予定日は11月1日 価格は55億8000万円

2004.10.18 16:33

 日本ビルファンド投資法人(東京都中央区)は、シーノ大宮ノースウィング、シーノ大宮アトリウムの区分所有部分等を大成建設より55億8000万円で追加取得する。
シーノ大宮は今年2月に竣工した業務棟3万227・21㎡、管理棟385・79㎡からなる物件。今回の追加取得によって、シーノ大宮ノースウィング1棟全体の土地建物を完全所有権として保有することになる。
 これにより、新規募集や館内テナントの増室対応などの営業戦略、そしてコスト削減の面で資産運用上の自由度が増すこと、さらには区分所有権に比べて流動性が高まること等による、不動産価値の向上が期待できるようになる。
 シーノ大宮アトリウムについては、さいたま市・(財)さいたま市都市整備公社・事業法人1社および個人2名となっており、土地建物の共有持分は今回の取得により独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から取得した共有持分とあわせて共有持分が34・81816%となる。また今回取得した物件区分所有権のテナント数は16社となっており、引渡し予定日となる11月1日における稼働率は100%を予定している。




週刊不動産経営編集部  YouTube