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王子不動産 新日鉄都市開発・住友信託と共同でファンド組成 王子製紙本社ビル500億円規模で設立本年度内に上場を予定

2004.11.01 16:28

 王子製紙の100%子会社である王子不動産(東京都中央区)は、不動産事業の拡大及びグループ保有資産活用の機会拡大を目指し、新日鉄都市開発、住友信託銀行と共同で不動産投資信託を組成する。
 資産運用会社となる「トップリート・アセットマネジメント」を3社共同で設立し、本年度内にも改正投信法に基づく投資信託委託業者の認可申請を行い、認可取得後、投資法人を設立のうえ、東京証券取引所に上場する予定。
 本ファンドは、当初500億円規模で設立のうえ東京証券取引所に上場し、その後、各社のグループ保有不動産や開発物件の取得に加え、住友信託銀行の不動産マーケットへのアクセス力を活用した外部取得等により、中期的に資産規模3000億円程度への拡大・成長を目指す。オフィスビル、賃貸住宅および商業施設を主な投資対象とする総合型のREITとし、三大都市圏を中心にリスク分散型の投資を行う。




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