週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

野村不動産オフィスファンド投資法人 JALビルディングを区分所有 取得価格330億8000万円 占有部分面積の約51%

2004.12.13 14:56

 野村不動産オフィスファンド投資法人(東京都新宿区)は「JALビルディング」の区分所有権をグローバルビルディング(東京都品川区)より330億8000万円にて取得する。
 JALビルディングは、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京モノレール線「天王洲アイル」駅から、それぞれ徒歩1分と3分に位置する平成8年6月竣工、延床面積約2万5000坪の地上26階建てオフィスビル。基準階は面積約670坪、天井高2700mmの無柱空間という希少性、そして地震発生時の揺れを軽減する制振装置を備え、6区画に区分できる個別空調システムと50VA/㎡のコンセント容量など、高いスペックを持つ。
 物件全体ではなく、一部の取得が妥当であるという判断から、専有部分面積の約51%部分の取得となった。それ以外の部分については、野村不動産グループの特別目的会社フラッグシッププロパティーズが取得予定。
 賃貸借期間10年間の賃貸借契約を、残りの区分所有権を有するフラッグシッププロパティーズと締結し、専有部分を一括で日本航空インターナショナルに転貸後、JALグループの本社ビルとして利用されることになる。




週刊不動産経営編集部  YouTube