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阪急電鉄 総額300億3000万円の資産を譲渡 REIT事業の早期育成を図る
2005.01.03 15:25
阪急電鉄(大阪府池田市)の子会社阪急不動産(大阪府大阪市)は、固定資産を阪急リート投資法人(大阪府大阪市)に譲渡した。
阪急電鉄グループは、REIT事業を通じて、不動産事業の基盤強化、不動産ビジネスの事業領域拡大並びにフィービジネスの強化を図る方針であり、その方針に基づいてREIT事業の早期育成を図ることが固定資産譲渡の理由。
譲渡価格は、阪急不動産所有の「阪急ファイブビル」(HEPファイブ)が231億円で、阪急電鉄の「山田西阪急ビル」(Dew阪急山田)が69億3000万円の合計300億3000万円となっている。
なお、今回の資産譲渡先である阪急リート投資法人は、不動産投資信託(REIT)の資産運用会社として設立した資産運用会社である阪急リート投信が設立企画人となって、昨年12月3日に設立した投資法人である。