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ビル業界往来

2005.03.14 11:14

★協調融資で資金調達
不良債権ビジネスを展開するアトリウムは、格付会社からローン格付を取得し、みずほコーポレート銀行をアレンジャーとするシンジケートローン(協調融資)を組成、総額100億円の資金調達を行った。「ローン格付」付きとしたことで25行+1社が融資に参加し、3年・5年の長期資金でありながら調達コストを低く抑えることに成功している。非上場・無格付け企業が「ローン格付」を取得して協調融資を組成するのは公表ベースで国内でも初めてのことだという。

  ★子会社設立
不動産開発事業を手掛けるランドでは、東京都心部における不動産流動化事業に着手しているが、この事業を拡大するために不動産流動化に特化した100%出資子会社「ランドソリューションズ」を設立した。本社所在地は港区新橋2-13-6に置き、代表取締役社長を五十川和彦氏が務める。営業開始日は本年の5月中旬を予定。

  ★社名変更
不動産投資アドバイザリー事業などを手掛けるケネディ・ウィルソン・ジャパンでは、本年5月1日を目途に商号を「ケネディクス」に変更する。当初は7月1日に商号変更の予定であったが、手続きが当初の予定より前倒しで完了できる見通しとなったため繰上げて変更することとなった。

  ★REIT事業参入
アセット・マネージャーズグループであるアセット・リアルティ・マネジャーズは投資信託委託業者の認可を受け、REIT事業に参入する。同社が運営するファンドは首都圏を中心としたオフィス・商業施設・住居系の分野に分散投資を行い。中長期にわたる安定的な収益の確保を目指す。早期のJ-REIT市場への上場を目指し資産規模を500億円程度に積上げていく。

  ★総合アウトソーサーに
車両に関するアウトソーシングビジネスを展開する大新東は、100%子会社のエヌ・アイ・サービスが担当していた施設管理、寮・保養所管理、給食事業などの幅広いアウトソーシング事業を統合した。今後は、総合アウトソーサーとして企業や自治体などへ向けてサービスを提供していく。

  ★役員異動
不動産開発事業を手掛ける日本エスコンでは、グループ企業の多面的展開を目的にグループ間での役員人事移動を行う。同社専務取締役であった河内英聡氏がユニディオコーポレーション代表取締役に就任。取締役の村岡浩氏もユニディオコーポレーション取締役に就任する。

  ★PFIを3倍の規模に
先月24日、国交省はPFI推進の基本的な方針について、民間の資金・能力を活用する観点から、PFI方式の導入を積極的に推進する方針を発表した。平成17年度に創設される税制その他の制約的枠組みを活用しつつ、事業分野・事業類型等の拡大が図られる。また事業件数について、平成14年度末時点の件数に対して、平成18年度末まで3倍の目標が掲げられた。




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