週刊ビル経営・今週の注目記事
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ビル業界往来
2005.03.21 10:38
★会長として復帰
中古マンション販売などを手掛けるアルデプロでは、創業社長である秋元竜弥氏の会長就任を発表した。秋元氏は過去に道路交通法違反による執行猶予処分を受けていたことから、同社は昨年4月宅地建物取引業者免許の取消処分を受けており、それを理由に退任していた。4月27日に執行猶予が満了することから5月1日付けで会長に就任する。なお同社では10月下旬開催予定の定時株主総会において秋元氏の取締役就任も視野に入れているという。
★ファンド組成を完了
パシフィックマネジメントでは、UFJ信託銀行との共同プロジェクトとして国内企業年金基金からの出資による「PMC優良オフィスファンドⅣ」の組成を完了し、運用を開始した。ファンド規模は約185億円で、その内エクイティ出資は53億円、運用期間は5年である。政令指定都市の中小型ビルに投資し、年金信託報酬控除前でIRR7.5%以上を目指す。
★事務所1件6487万円
建設物価調査会は平成16年10~12月分の建築物リフォーム・リニューアル受注調査の結果を発表した。これによれば事務所1件当たりの受注工事額は6487万円で学校関連に次いで高かった。工事内容で最も多いものは「床・壁・天井・開口部等工事」であり、次いで「外壁工事」、「屋上工事」等であった。
★丸の内に託児所
三菱地所は丸の内に建設中の東京ビル内に託児所を誘致することを発表した。次世代育成支援対策推進法により、企業に対して子育て支援に関する行動計画の策定が義務付けられるなど、子育て環境の整備が促される中、「仕事と育児の両立」の観点から、同施設の誘致が決められた。月ぎめ保育に加え、来街者なども利用できる一時預かりサービスも提供される。
★住宅転用資格創設
大阪市はコンバージョン(住宅転用)に関する専門家の登録情報をビルオーナーなどに提供する「住宅転用コーディネーター登録制度」を創設したと発表した。登録の要件は一級建築士事務所登録を受けているもの、事務所等の住宅への用途変更、若しくは、床面積1000㎡以上の用途変更の実績があるものなどである。
★セミナー開催
時事通信社と三菱総合研究所地域経営研究センターは今月29日、関心があれば事業者でも参加可能な、公務員向けに指定管理者制度実務セミナーを開催する。総務省自治行政局の渡辺康之氏などにより、制度の活用方法など講演される。会場は三菱総合研究所で、参加費用は1人3万5000円、約100人が募集される。
★リサイクル事業へ参入
長谷工アネシスは、長谷工コミュニティが管理するマンションの居住者から不要となった生活用品を買い取り、それを販売するリサイクル事業へ参入する。買い取った用品を販売する第一号店は、東京都青梅市に今月16日にオープン。店名は「カシコシュ」である。引き続き首都圏、近畿圏の郊外エリアにて多店舗展開を目指す。