週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

飯野海運/日本土地建物「(仮称)汐留I-1ビル」のテナントが決定 貸室面積は約1万7160㎡本社機能の集結が移転理由

2005.05.23 11:40

 飯野海運(東京都千代田区)と日本土地建物(東京都千代田区)が来年6月末竣工予定で事業を進めている「(仮称)汐留1ビル」のオフィスフロアについて、T&D保険グループ各社の入居が決定(予約契約締結)した。
 東京都港区海岸1丁目にて、昨年8月26日から着工されているこの計画地は、敷地面積3418㎡の商業地域・防火地域。JR線浜松町駅から徒歩2分の好立地である。
 店舗・事務所棟として計画されている建物の規模は地上21階、地下3階、塔屋2階で、延床面積は3万4836㎡、基準階面積は約1080㎡。賃貸オフィスフロアは5F〜20Fだが、T&D保険グループ各社の入居の決定で、オフィスフロアは満室となる。建物の特徴には、1000㎡超の無柱スペースと有効天井高3mの開放的な執務空間であること、非接触型ICカードによるセキュリティシステムと、快適性と省エネを向上させるハイブリット型自然換気システムが導入されていることが挙げられる。
 賃貸借契約の概要についてだが、入居者はT&Dホールディングス、大同生命保険、太陽生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険など。賃貸面積は約1万7160㎡で、賃貸開始は来年7月1日。グループ各社の本社機能の集結が移転理由である。




週刊不動産経営編集部  YouTube