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東京急行電鉄 店舗面積3万㎡におよぶ低層商業モールを建設 たまプラーザ駅周辺開発計画に着手 第一期のオープンは平成19年
2005.05.30 10:31
東京急行電鉄(東京都渋谷区)は平成17年秋より、東急田園都市線・たまプラーザ駅周辺(横浜市青葉区美しが丘一丁目他)にて、商業施設を核とした開発計画に着手する。
同計画は、駅部分を含む社有地および鉄道上部に設置する人工地盤に、建物の高さを駅改札口から2層または3層までに抑えた、オープンモールとクローズドモールからなるハイブリッド型商業モールを建設し、駅前広場や駐車場など駅周辺の都市機能の整備を総合的に実施するもの。
敷地面積約3万8000㎡、延床面積約10万㎡、店舗面積約3万㎡からなる施設を建設し、鉄道施設と一体的な開発を行うことで、線路を挟んだ街の南北を一体化し、たまプラーザの街全体の活性化を目指す。
商業施設のコンセプトは「ライフスタイル・コミュニティ・センター〜地域に根ざした生活者のライフスタイル実現の場所〜」。メインターゲットを30代前半の女性に設定し、ライフスタイル提案型の物販・飲食店舗を中心としたテナント構成を行い、スポーツクラブやカルチャースクール、コンサートやイベントを行える広場、展示会・発表会の開催が可能なスペースなど、生活者のライフスタイル実現と地域のコミュニティ育成を支援するサービス機能を提供する。
平成19年に計画第一期として商業施設の一部を先行して開業し、その後順次事業を進めていく予定だ。