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綜合警備保障 警備ロボ「ガードロボD1」を開発 システムの有効性を検証後導入予定 入力経路に従い走行して画像を送信
2005.06.27 10:15
綜合警備保障(東京都港区)は新型巡回警備ロボット「ガードロボD1」を開発し、常駐警備において人とロボットを融合させた新しい警備システムの導入を開始する。
同製品は、予め入力された経路に従って走行し、搭載カメラからの画像を警備室におかれた監視装置に送信。巡回中に、人体・火災・漏水などの異常を発見した場合、監視装置に警報を送信する。警備員は各種情報と映像から状況を判断し、適切に処置を行う。また、映像を内部でも記録しており、消火設備の確認や、不審物の置かれそうな場所など、重要なポイントでは詳細画像で記録し、巡回終了後に警備員が一覧表示された画像を確認することで、人間の巡回以上の効果が得られる。巡回の終了時には自動的に充電装置にドッキングし、充電を行うため、24時間の自動運用が可能となる。
導入先については幾つかの施設で交渉中ということで、数箇所に試験導入を行い、システムの有効性を検証した後、本格導入する予定だ。
価格については、まだ未設定で、同社の警備システムインフラの一部として使用する予定。将来的には販売も検討していくという。