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鹿島建設 効率性・自由度・経済性の高い新構法「ハイブリッドマルチタワー」を開発 神奈川大学情報学部棟にて施工中

2005.08.15 10:53

 鹿島建設(東京都港区)は、超高層ビルを対象に、自由度が高く経済性に優れた構法「ハイブリッドマルチタワー」を開発した。
 同構法は、1平面計画では効率的なコアプランが可能となりレンタブル比が高くなる2断面計画では途中階での吹き抜け空間の設置がリニューアル時に容易に行えるなど断面構成の自由度が向上3梁成が小さくてすむためファサードデザイン及び設備システムの自由度が高まる、などが主な特長だ。
 超高層住宅用の柱・梁のないフレキシブルな空間を生み出す「スーパーRCフレーム構法」と、中低層建物用として軽量化を考慮し、S造床組とローコストに実績のある柱RC造PCa+梁S造の「ニューNEOS構法」を組み合わせたため、経済性に優れ、建築的に自由度の高い空間を提供できるようになった。
 現在、「ハイブリッドマルチタワー」の第1号として、神奈川工科大学情報学部棟に採用され、施工中となっている。
 今後も積極的にオフィス、学校、その他業務施設に展開していくという。




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