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ユニファイド・パートナーズ キム氏の新会社に野村HDが出資
2005.08.15 10:50
日本GMACコマーシャル・モーゲージ出身のキム・チョーホー氏をはじめ、元外資系金融機関出身メンバーが中心となり、今年6月13日に設立されたユニファイド・パートナーズは、不動産や債権などへの投資事業および仕組み金融を駆使した融資事業を主な事業内容として7月から営業を開始している。
同社の株主構成は2種類の株式を発行し、野村ホールディングス(HD)が普通株式を100%引き受け、経営陣で組成するユニファイド投資事業組合が後配株100%を引き受けている。野村HDから4億円の出資を受け入れたことによって資本金は4億2000万円、資本準備金3億8000万円となった。
今後の資本政策に関しては、野村HDが事業規模の拡大に応じて同社の普通株式を最大200億円まで引き受ける予定。これに野村HDを中心とする金融機関からのデット調達を合わせて約1000億円超のバランスシートを設定し、投資事業を展開する。なお、取締役等選任権のマジョリティーは後配株主のユニファイド投資事業組合が有している。