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伊藤忠商事/日本土地建物 伊藤忠REIT事業に日土地が参画 グループ外とも連携して物件を取得
2005.08.22 17:24
みずほ銀行系不動産会社である日本土地建物(東京都千代田区)は、伊藤忠商事(東京都渋谷区)が早期上場の準備を進めている「賃貸住宅特化型REIT」について事業パートナーとして参画することを決めた。
出資先となる資産運用会社の商号は、ADインベストメント・マネジメント(東京都千代田区)で、他の出資企業に金融機関の他、センチュリー21・ジャパンや新日本建物など不動産企業があり、各社による継続的な物件供給および情報提供が期待できる。
伊藤忠商事ならびにグループ企業における住宅関連事業へのかかわりは長く、自社および、グループ会社の伊藤忠都市開発によるマンション開発、伊藤忠コムネットおよび伊藤忠アーバンコミュニティにおるビル・マンション賃貸運営・PMにいたるまで数多くの実績を有し、グループ内でのサポート体制は確立していた。加えて、事業パートナーとして参画する日本土地建物による物件開発・供給サポートによって安定した物件取得・投資が可能になるという。
伊藤忠商事では、ファンドマネジャーとなり機関投資家の資金を活用し立上げた賃貸住宅特化型ファンドでの保有分を中心に、既にグループで500億円以上の賃貸住宅資産を保有している。
また、物流施設ファンドも立ち上げており、運用資産を300〜500億円程度まで積み上げた上で、REITの立上げを視野に入れている。