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三菱電機ビルテクノサービス エレベーター内の異常を検知する技術を開発 年内を目処に新サービスとして提供
2005.09.19 14:40
三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)では、エレベーター用防犯カメラで撮影した画像について、平常時の画像に比べて、エレベーター内にて不審な動き(暴れる、殴るなど)などが発生した場合、その暴れ動作がもたらす光学的な画像の変化(オプティカルフローの向きや大きさのばらつき)などを解析し、リアルタイムで異常事態を検知する技術を開発した。なお、当画像解析技術と同時に、エレベーター内における人物有無の検知についても画像解析技術を開発している。
現在、エレベーター内の防犯対策は、専用の防犯カメラの設置などが主体となっており、犯行抑止効果とともに、犯行時の映像は、犯罪者の捜査において重要な情報となっていた。しかし、万一、エレベーター内で異常事態が発生した場合に、その事態をリアルタイムで検知し、何らかの処置を行うことができれば更に犯罪抑止力が高まることが予想される。
そこで、同社では本技術を用いて、年内を目途にエレベーター内における犯罪抑止力を強めたサービスを開発し、保守契約に加えていくことで、更に安全性の高いエレベーター運用を目指す。