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三菱地所 マンション建替え円滑法用いた建替え事業に着手
2005.09.19 14:40
三菱地所(東京都千代田区)は、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づき、「新赤坂マンション」の建替え事業を同マンションの管理組合と進めてきたが、今月14日付けで東京都より建替え組合の設立許可を得た。三菱地所が同法を活用した建替え事業に参画するのは初めて。
新赤坂マンションは、東京メトロ「赤坂」駅至近の高台に立地する昭和40年竣工、総戸数63戸の物件。老朽化を理由に建替えの気運が高まっていた。
本建替え計画では、法規上の余剰容積に加え総合設計制度を活用することにより、住戸数で約1・5倍の規模となる。同社は組合から余剰住戸を取得・分譲し、組合はその資金を建設資金に充当するというスキームが活用される。